huginn-muninn’s blog

古今東西、見聞きし集めてきた様々な話をつらつらと。

火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と死神

普段、Instagramでほぼ毎日リーディングの投稿をしています(たまに休みます)。

 

偶然手に取った本の中の台詞や、SNSなどでたまたま流れてきた言葉に、心が弱った時救われたことが、私には何度もあったから。

 

通り過ぎる言葉でいい、そのうち忘れてしまってもいい、全部じゃなくてもいい、一齣(ひとくさり)でもいい。

 

今迷っている人やしんどい人の、ほんの少しの支えや、足元を照らす小さな灯りになればいいと思って。

 

なぜか占い師さんのフォローが多いんですけどね(笑)。

毎日のメッセージとして励みにしていただけてたら、それもまた嬉しいことです。

 

◇◇◇

 

今使っているカードは「日本の神様カード」というオラクルカード。

長年離れていた占いの世界に復帰して、最初に触れたカードです。

 

日本の神様カード

日本の神様カード

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このカードに出会って、朧(おぼろ)げだった日本の神話を改めて勉強中。

こちらもね、古事記日本書紀と、各神社の伝承と、様々な解釈と、いろいろ、もう本当に色々沼なんですけどね…。

 

◇◇◇

 

昨日のリーディングで出た、火之迦具土神という火の神様。

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一説には女神の可能性もあったりするんだけど、こちらのカードではおじいちゃん。

生まれたことが元で母神・伊耶那美命(いざなみのみこと)が負傷・神避りし(≠死)、妻を失って嘆き悲しんだ伊耶那岐命(いざなぎのみこと)に斬られることによって、その血や肉体から様々な神がまた生まれます。

 

火の起源や、根源的なエネルギー、焼き畑農業や火山、火食(食物調理)、古い習俗や呪法、いろんな説があって、いろんなことを内包しているのも理解できるし、神話に人間性を求めるものではないっていうのも分かっているんだけど、「えっ、生まれただけで斬られるってどういうこと?伊耶那岐ひどくない?え、存在するのは一瞬なの?」と、どうしても思ってしまいます。

 

まあ、それはさておき。

昨日のリーディングで、迦具土としての存在意義、というよりも、死ぬこと(解体)で新しい命が生まれる、Re:birth - 再生 - を強く感じて、タロット(ウェイト版)の死神がふと過りました。

 

終わることは最後ではなくて、新たなる始まり。

そして始まりがあるものは、やがて死(終わり)を迎える。

生命の必然。循環。魂の成長。心の進化。

 

けれど死神と違って迦具土の場合は、その血が、体が、新たな命となる。

それは継承とも言えるのではないか、と一瞬思いましたが、新しい命は迦具土自身ではないので、苗床としました。

 

日によっては眼を強く感じて、目覚めと捉えることもあるのですが(金色の眼が綺麗なのです)、今回はそんな感じでした。

 

ほぼ毎日読んでいても毎回感じ方は違うし、滅多に出ないカードもあるし、新たな発見もあって、カード好きだなぁってしみじみ思います。

 

まだまだ勉強不足だってこともあるんですけどね(笑)。

それもまた伸び代として、知ることや気づきを楽しんでいきたいです。

 

現在タロットはウェイト版とsun and moon を同時進行で勉強中。

インスタでも使いたいのですが、まだ自分で納得がいかないので、一度集中して取り組んでみようかと思います。ウェイト版が先かなぁ。

LUAさんの4週間ステップ、やってみようかな。